【解決策】サーチコンソール「サイトマップが取得できませんでした」エラーの原因と対処法を徹底解説!

【解決策】サーチコンソール「サイトマップが取得できませんでした」エラーの原因と対処法を徹底解説! SEOツール

「Webサイトからの集客を増やしたい!」
「新しい商品やサービスの情報を、しっかりGoogleに届けたい!」

そう考えてWebサイトを運営されている経営者やWeb担当者の皆さん。Googleサーチコンソール、活用されていますか?

サーチコンソールは、Google検索でのサイトのパフォーマンスを監視・管理できる無料ツールですが、時々「サイトマップが取得できませんでした」というエラーメッセージに遭遇することがあります。

「なんだかよく分からないエラーが出てるけど、まあいっか…」なんて放置していませんか?

実はこのエラー、Webサイトの新しい情報や重要なページがGoogleに正しく伝わらず、検索結果に表示されにくくなる(=集客の機会損失!) という、見過ごせない問題につながる可能性があるんです。

でも、ご安心ください! このエラーは、原因を特定して正しく対処すれば解決できます。

この記事では、サーチコンソールの「サイトマップが取得できませんでした」エラーについて、

  • そもそもサイトマップって何?なんで重要なの?
  • エラーが発生する主な原因は?
  • 具体的な確認方法と対処法は?(ケース別に解説!)
  • エラーを未然に防ぐには?

といった内容を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、エラーの原因を突き止め、適切に対処できるようになりますよ!

そもそも「サイトマップ」って何? なんで大切なの?

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本題に入る前に、簡単にサイトマップについておさらいしましょう。

Webサイトにおける「サイトマップ」には、実は2種類あります。

人間向けサイトマップ(HTMLサイトマップ)

 Webサイト訪問者が、サイト全体の構造を把握しやすいように作られたページ。(例:「サイトマップ」というタイトルのページ)

検索エンジン向けサイトマップ(XMLサイトマップなど)

Googleなどの検索エンジンに、サイト内にどんなページがあるのか、それぞれのページの重要度や最終更新日などを伝えるためのファイル。

今回、サーチコンソールで問題になるのは、2番目の「検索エンジン向けサイトマップ(XMLサイトマップ)」です。通常、「sitemap.xml」という名前のファイルで作られます。

なぜXMLサイトマップが重要? サーチコンソールで送るメリットは?

サーチコンソール サイトマップ

XMLサイトマップをGoogleサーチコンソールで送信することには、大きなメリットがあります。

Googleがサイトのページを見つけやすくなる

特に、新しいサイトや、他のサイトからのリンクが少ないサイトの場合、サイトマップがないとGoogleにページを発見してもらえないことがあります。

新しいページや更新情報を早くGoogleに伝えられる

サイトマップを送信することで、Googleに「新しいページを追加したよ!」「このページを更新したよ!」と効率的に通知でき、検索結果への反映(インデックス)を早める効果が期待できます。

サイトマップ経由でのインデックス状況を確認できる

サーチコンソールを使えば、送信したサイトマップに含まれるURLが、Googleにどのように認識・処理されているかを確認できます。

もちろん、サイトマップがなくてもGoogleはサイトを巡回(クロール)してくれますが、サイトマップを送信することで、より確実に、より早くサイトの情報をGoogleに伝えられるため、Webサイト運営においてサイトマップの送信は非常に重要と言えます。

「サイトマップが取得できませんでした」エラーとは? 放置するとどうなる?

サイトマップ 取得できませんでした

サーチコンソールでサイトマップを送信した後、「送信されたサイトマップ」セクションでステータスを確認できます。ここに「取得できませんでした」と赤文字で表示されている場合、それは「Googleが、あなたが指定した場所にあるはずのサイトマップファイルを見つけられなかった、または読み込めなかった」 というサインです。

この状態を放置すると、

  • 新しく追加したページがなかなか検索結果に出てこない
  • 更新した情報がGoogleに伝わらない
  • サイト全体の評価に影響が出る可能性も…

といった問題につながりかねません。エラーに気づいたら、早めに対処しましょう!

なぜエラーが出るの? 主な原因はこの4つ!

「サイトマップが取得できませんでした」エラーが出る原因は、いくつか考えられますが、多くの場合、以下のいずれかに当てはまります。

原因よくある状況
1. サイトマップのURL(場所)が間違っている・入力ミス(スペルミス、/ の有無など)
・設置場所の勘違い (例: example.com/sitemap.xml なのに example.com/wp/sitemap.xml と入力)
・http と https の間違い
2. サイトマップファイルが存在しない・壊れている・サイトマップファイル自体を作成、アップロードしていない
・ファイルが破損している
・ファイル名のtypo (例: sitemap.xml なのに sitempa.xml)
・ファイル先頭に余計な空白や改行がある
3. Googleクローラーがアクセスできない・robots.txt でアクセスが禁止されている
・Basic認証やパスワードで保護されている
・IPアドレス制限(特に海外IPをブロックしている)
・サーバー側のファイアウォール設定
4. サイトマップ送信直後・サーチコンソール側で処理が完了していない(反映待ち)

(※ まれに、Googleからの手動ペナルティが原因の場合もありますが、ほとんどは上記のいずれかです。)

では、これらの原因をどうやって特定し、どう対処すれば良いのでしょうか? 次の章で、具体的なステップを見ていきましょう!

【ケース別】エラー解消!具体的な確認・対処ステップ

エラーが出ても焦らないでください! 以下のステップで順番に確認していけば、原因を特定し、解決できるはずです。

ステップ1:基本中の基本!URLとファイルの存在を確認しよう

まずは、一番よくある原因「URLの間違い」と「ファイルの不存在・破損」からチェックします。

ブラウザでサイトマップURLにアクセス!

サーチコンソールで送信したサイトマップのURL(例: https://あなたのドメイン/sitemap.xml)をコピーし、お使いのWebブラウザ(ChromeやEdgeなど)のアドレスバーに貼り付けてアクセスしてみてください。

【正常な場合】

 XML形式のコードが表示されるか、ブラウザによっては整形されたリストが表示されます。(見た目は気にしなくてOK!)

→ この場合は、URLとファイルの存在はOK!ステップ2へ進みましょう。

【404 Not Found エラーが出る場合】

「ページが見つかりません」という表示です。これは、入力したURLが間違っているか、その場所にファイルが存在しないことを意味します。

対処法

URLを再確認

スペルミス、ディレクトリ(フォルダ)構成の間違い、http と https:// の間違いがないか、よーく確認しましょう。WordPressのプラグインを使っている場合は、プラグインの設定画面で正しいサイトマップURLを確認してください。

ファイルの存在を確認

正しい場所にサイトマップファイル(例: sitemap.xml)がアップロードされているか、FTPソフトやサーバーのファイルマネージャーで確認します。なければ作成・アップロードしましょう。

確認・修正後、サーチコンソールで正しいURLを指定して再度サイトマップを送信します。

【その他のエラーが出る場合(403 Forbidden, 500 Internal Server Errorなど)】

対処法

ファイルの破損を確認

サイトマップファイルが壊れている可能性があります。サイトマップ生成ツールやプラグインで再生成し、再度アップロードし直してみましょう。

ファイルの記述を確認

特にファイルの先頭に余計な空白や改行が入っているとエラーになることがあります。テキストエディタで開いて確認・修正してみてください。

修正後、再度ブラウザでアクセスできるか確認し、サーチコンソールでサイトマップを再送信します。

ステップ2:Googleはアクセスできる? クローラーのアクセス制限をチェック!

ブラウザでは問題なくサイトマップが表示されるのに、サーチコンソールでエラーが出る場合、Googleのクローラー(Googlebot)だけがアクセスを拒否されている可能性があります。

サーチコンソールのURL検査ツールで確認!

サマリー URL検査の方法

サーチコンソールの左側メニューにある「URL検査」を選び、サイトマップのURLを入力してEnterキーを押します。

結果が表示されたら、「公開URLをテスト」をクリックします。

【「URL は Google に登録できます」と表示された場合】

Googlebotはアクセスできている可能性が高いです。他の原因(ステップ4の送信直後など)を疑ってみましょう。

【「URL が Google に登録されていません」やエラーメッセージが表示された場合】

Googlebotが何らかの理由でアクセスできていない可能性があります。以下の点を確認しましょう。

robots.txt を確認!

robots.txt は、検索エンジンに「このページはクロールしないでね」と指示するためのファイルです。(通常、https://あなたのドメイン/robots.txt でアクセスできます)

ファイル内に Disallow: という記述があり、サイトマップファイル名 (sitemap.xml など) や、サイトマップが設置されているディレクトリが指定されていないか確認します。

もし指定されていたら、その行を削除するか、Allow: で明示的に許可する必要があります。(※ robots.txt の編集は慎重に行ってください!)

アクセス制限を確認!

Basic認証・パスワード保護

テスト環境などで設定したBasic認証やパスワード保護が、サイトマップファイルやそのディレクトリにかかっていませんか? もしかかっている場合は解除が必要です。

IPアドレス制限

セキュリティ対策で海外からのIPアドレスをブロックしていませんか?

Googlebotは主にアメリカのIPアドレスからアクセスしてくるため、海外IPをブロックしているとサイトマップを取得できません。サーバーやファイアウォールの設定を確認し、Googlebotからのアクセスを許可してください。(利用しているレンタルサーバー会社に確認するのも良いでしょう)

サーバーのセキュリティ機能

WAF(Web Application Firewall)などのセキュリティ機能が、Googlebotのアクセスを誤って拒否している可能性もあります。サーバーの管理画面や、サーバー会社に問い合わせて確認しましょう。

ステップ3:WordPressユーザーはここもチェック! プラグインの影響は?

WordPressでサイトマップ生成プラグイン(例: Google XML Sitemaps, Yoast SEO, Rank Math, All in One SEO Packなど)を利用している場合、他のプラグインとの競合や、プラグイン自体の設定不備が原因となることがあります。

対処法

関連プラグインを一時停止

サイトマップ生成プラグインや、セキュリティ関連、キャッシュ関連のプラグインを一時的に無効化してみて、エラーが解消されるか試してみましょう。もし解消されたら、一つずつ有効化して原因となっているプラグインを特定します。

プラグイン設定の確認

利用しているサイトマップ生成プラグインの設定画面で、エラーが出ていないか、正しく設定されているかを確認します。

ステップ4:それでもダメなら…試してみたいその他の対処法

上記ステップを試しても解決しない場合は、以下の方法も試してみてください。

少し待ってみる

サイトマップを送信(または再送信)した直後は、サーチコンソール側での処理に時間がかかり、一時的に「取得できませんでした」と表示されることがあります。特に問題がないように思える場合は、慌てずに数十分~数時間待ってみて、ステータスが「成功しました」に変わらないか確認しましょう。意外とこれで解決することも多いです!

robots.txt にサイトマップの場所を記述する

robots.txt ファイルの末尾に、以下の1行を追加します。

これにより、Googlebotがサイトマップの場所を見つけやすくなる効果が期待できます。(問題なく送信できている場合も、記述しておくことが推奨されます)

Sitemap: https://あなたのドメイン/sitemap.xmlcontent_copydownloadUse code with caution.(URLはご自身のサイトマップURLに合わせてください)

サーチコンソールで再送信してみる

一度エラーが出ているサイトマップをサーチコンソールから削除し、再度同じURLで送信し直してみます。(ただし、送信直後はしばらく待つことを忘れずに!)

サーバーログを確認する(上級者向け)

サーバーのアクセスログを確認し、Googlebot(ユーザーエージェント名に “Googlebot” が含まれるアクセス)がサイトマップファイルにアクセスしようとした記録があるか、エラーコードが記録されていないかを確認します。

Googleに助けを求める!

サーチコンソールのフィードバック機能
Googleサーチコンソール  フィードバックを送信

サーチコンソールの画面左下の「フィードバックを送信」を選び、試したことや現在の状況を詳しく記述し、可能であればスクリーンショットを添付してGoogleに報告・相談できます。

Google検索セントラル ヘルプ コミュニティ
Google-検索セントラル-コミュニティ

Googleが運営するフォーラムで質問してみましょう。他のサイト運営者や、時にはGoogleの社員からアドバイスをもらえることがあります。質問する前に、過去に同じような質問がないか検索してみるのがおすすめです。

Google 検索セントラル ヘルプ コミュニティ

エラーを未然に防ぐために普段からできること

Close-up of a businessman in a suit giving a thumbs up gesture, symbolizing success.

一度エラーを解決できたら、今後はエラーが起きないようにしたいですよね。以下の点を心がけておくと良いでしょう。

  • サイトマップの生成・更新を自動化する
    WordPressプラグインなどを活用し、ページを追加・更新したら自動でサイトマップも更新・送信されるように設定しておくと楽で確実です。
  • robots.txt にサイトマップURLを記述しておく
    Googlebotがサイトマップを見つけやすくするために、記述しておきましょう。
  • 定期的にサーチコンソールをチェックする
    エラーが出ていないか、インデックス状況はどうなっているかなど、定期的にサーチコンソールを確認する習慣をつけましょう。問題の早期発見につながります。

まとめ:エラーは怖くない!着実に対処してサイトを健全に保とう!

サーチコンソールの「サイトマップが取得できませんでした」エラーは、一見難しそうに見えますが、原因の多くは基本的な設定ミスや確認漏れです。

今回ご紹介したステップに沿って、

  1. URLは正しいか?
  2. ファイルはちゃんと存在するか? 壊れていないか?
  3. Googlebotはアクセスできる状態か?
  4. 送信直後ではないか? 少し待ってみたか?

という点を一つずつ確認していけば、きっと解決策が見つかるはずです。

このエラーを解消することは、あなたのWebサイトの情報を正確かつ迅速にGoogleに伝え、検索結果での表示機会を最大化するために非常に重要です。諦めずに、着実に対処していきましょう!

もし、どうしても自分では解決できない場合は、Web制作会社やSEOの専門家に相談することも検討してみてくださいね。

この記事が、あなたのWebサイト運営の一助となれば幸いです!

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